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北朝鮮のロシア・ウクライナ戦争参戦は懸念される:元駐日特使

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ロシアの対ウクライナ軍事侵略を支援するための北朝鮮の軍隊派遣は、北朝鮮の「事実上の参戦」を意味し、その後、アジアの安全保障環境に変化をもたらす可能性があると、最近駐ウクライナ大使の職を辞した日本の外交官が火曜日に語った。

北朝鮮がすでに訓練のためロシアに軍隊を派遣しているとの報道のなか、元駐ウクライナ大使の松田邦則氏は東京でのインタビューで、北朝鮮の参加は欧州での戦争が「東アジアの安全保障と完全に結びつくことを意味するだろう」と述べた。 」

2024年10月22日、東京で会見に臨む元駐ウクライナ日本大使の松田邦典氏(共同通信)

2022年2月のロシアによる本格的なウクライナ侵攻開始を3年間の在任期間にカバーした松田氏は、ロシアと北朝鮮に圧力をかける必要性を訴え、日本は進行中の戦争を「自分自身の問題」として認識すべきだと強調した。 」

同氏はまた、日本と米国は北朝鮮の派兵を「真剣に」受け止めるべきだと述べ、戦闘での共同作戦を経験した兵士が朝鮮半島に帰還すれば、地域の安全保障状況は劇的に変化する可能性があると指摘した。

松田氏は、北朝鮮の派兵は、現在3年目を迎えている戦争においてロシアが十分な兵力を欠いていることを意味する可能性もある、と述べた。

先週金曜日、韓国国家情報院は、北朝鮮がロシア極東に約1,500人の特殊部隊を派遣し、モスクワと北朝鮮の軍事協力が武器供与を超えて拡大していることを示したと発表した。

セルギイ・キスリシャ・ウクライナ国連大使は月曜日、約1万1000人の北朝鮮歩兵がロシア東部で訓練を受けており、「これらの部隊は11月1日までに対ウクライナ戦争の準備が整う見込みだ」と述べた。

先進7カ国グループの唯一のアジア加盟国である日本は、米国や欧州諸国と歩調を合わせてモスクワへの制裁を発動している。また、ウクライナに対し、機雷掃海などの分野での支援や、平和憲法に基づく制約に沿った非致死性の防衛装備の提供などの支援も提供している。

今月初めに帰国後、まもなく外務省を退職する65歳の松田氏は、ウクライナ国民のニーズを満たすために政府が何ができるかを「常に考えていた」と回想した。

「無駄な議論が行われ、必要なものが適切なタイミングで供給されない事態は避けたかった」と述べた。


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