ホーム Fuji 冷凍食品の不思議。お菓子やおやつを凍らせて食べるのが日本でも人気

冷凍食品の不思議。お菓子やおやつを凍らせて食べるのが日本でも人気

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提供:ファミリーマート
冷凍して食べる「そのまま食べる」シリーズの新商品

夏を前に、冷凍したスイーツやグルメが注目を集めている。店頭では、見た目の涼しさや独特の味や食感が好評の冷凍珍味が並び始めている。

ファミリーマートは28日、「凍らせて食べる」シリーズから「いちごのミルフィーユ」(288円)と「白桃と紅茶のタルト」(278円)を全国で発売した。フルーツはシャキシャキとした食感、クリームやムースはなめらかで甘さも程よく、凍ったままの食感や味わいにこだわったという。

昨年5月に発売された同シリーズの第1弾は大変好評だったため、同社はこの夏も同シリーズを継続することを決定した。

ファミリーマートの広報担当者は「気温や気分に合わせて凍ったまま、あるいは半解凍のまま食べられる点が好評のようだ」と話す。


提供:ニチレイフーズ株式会社
今川焼クリームチーズプレミアムパンケーキ

ニチレイフーズは、クリームチーズ入りの今川焼きを販売している。冷凍の「今川焼きクリームチーズプレミアム」は4個入りで定価405円。春と夏だけの季節商品で、自然解凍で冷やして食べられる。アイスクリームのような感覚で食べられるのが同社の狙い。生地には国産はちみつを使用し、しっとりとした食感に仕上げている。クリームチーズがさっぱりと入っていて「レアチーズケーキみたい」と好評だという。


増子さん提供
Megumiya Hiyashi Torikawa Senbei (Megumiya-style frozen chicken skin crackers)

宮崎県を中心に飲食店を展開する益子は冷凍食品も手掛けており、「めぐみや冷やし鶏皮せんべい」(648円)はお酒に合うおつまみで、冷凍保存がおすすめ。九州産の鶏皮を漬け込んでから揚げ、甘辛いタレを絡めて冷凍保存している。新型コロナウイルス感染拡大でテイクアウト食品に力を入れ始めた同社が、ユニークな商品として誕生した。

「サクサクしていて、噛めば噛むほどビールが飲める」と、この商品を宣伝する同社の広報担当者は語った。

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自宅で作る冷凍野菜


サンマーク出版提供
A frozen tomato has a sorbet-like texture. (Photo from “Reito Oji no Reito Taizen” by Takashi Nishikawa)


サンマーク出版提供
上: Takashi Nishikawa 底: トマトはラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。(写真:西川隆司著『冷凍王子の冷凍大全』より)

冷凍食品は家庭でも作れて楽しめる。サンマーク出版から出版された「冷凍王子の冷凍食品大全」の著者、西川隆司さん(41)が作り方を教えてくれた。

「一般的な食材を冷凍すると、食感が変わり、冷却効果も得られます」と西川氏は言う。

たとえば、トマトは洗って乾かし、ラップフィルムで包んで中に空気が入らないようにしてから、フリーザーバッグに入れて冷凍します。冷凍トマトをすりおろし、オリーブオイルと塩で味付けすると、さわやかなトマトシャーベットができます。冷凍トマトは、冷製パスタやそうめんのトッピングとしても使えます。

脂肪分の多いアボカドは、冷凍するとアイスクリームのような食感になります。トマトと同じように冷凍できます。冷凍したアボカドをナイフで切れるくらいまで解凍し、半分に切ってハチミツをかけてお召し上がりください。

塩漬け大根やかぶなどの漬物も冷凍食品に簡単にできます。半解凍してご飯にのせると、シャキシャキとした食感が楽しめます。

パンやロールパンの中には、冷凍するとひんやりとしたお菓子になるものもあります。冷凍したシュークリームはアイスクリームのような食感で、ふわふわの蒸しクリームチーズロールパンは冷凍するとベイクドチーズケーキのような食感と風味になります。

西川氏は、食材を冷凍保存する利点として、調理が簡単になる、食品の品質と栄養価が保たれる、お金が節約できるなどが挙げられると語る。

「食感の変化など、食品の新たな魅力の発見につながる」と同氏は言う。「暑い季節に涼しく過ごせる冷凍グルメを楽しんでほしい」



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