Kagoshima –
鹿児島地裁は月曜日、捜査情報を記者に漏らした守秘義務違反の罪で、元鹿児島県警警察官に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
松野豊裁判官は、藤井光希被告(49)が2023年6月、福岡市のネットメディア運営者にスマートフォンのメッセージで犯罪歴情報を送信したと認定した。判決によると、藤井被告はその後、処理した事件のリストも郵送した。
松野氏は、藤井氏が個人の犯罪歴や100件以上の事件の詳細などを公開しており、プライバシー侵害の程度は大きいと述べた。
藤井被告が記者の信頼を得てネットメディア運営者から情報を得ようとした動機は、捜査情報を漏らした動機として正当化できないと裁判官は述べた。
しかし、裁判官は藤井被告が容疑を認め、反省の意を示したとして執行猶予付きの判決を下した。
藤井被告は判決後、記者団に対し「警察官として決してしてはいけないことをした」と語った。
昨年6月には、鹿児島県警の元警察官が警察不祥事に関する情報を漏らしたとして守秘義務違反の罪で起訴された。