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元自民党議員堀井氏、献金疑惑で略式起訴へ

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検察当局は、元与党議員の堀井学氏を、選挙区内の支持者に葬儀費用を手渡したとして、公職選挙法に違反する罪で略式起訴する予定であると、事情に詳しい関係者が火曜日に明らかにした。

Manabu Horii. (Kyodo)

検察当局は、別の政治資金スキャンダルに関連して、52歳の衆院議員である堀井氏を立件するとみられるという。関係者によると、この元自民党議員は早ければ水曜日にも、衆院議長の額賀福志郎氏に議員辞職を申し出るつもりだという。

オリンピックのスピードスケート銅メダリストである堀井氏は、公職選挙法違反の疑いで検察が事務所と自宅を家宅捜索した後、7月に自民党を離党した。同法では、議員が葬儀に自ら参列した場合にのみ、支持者に弔慰金を渡すことが認められている。

同氏はスタッフに、北海道の選挙区の支持者に自身の名義で1万円から数万円に及ぶ弔慰金を渡させたとされる。金額はスタッフとのグループチャットで決めていたとされる。

関係者によると、東京地検による任意の取り調べに対し、堀井氏は、そのような支払いが違法であることを知りながら、自分の名前で金を渡すようスタッフに指示したと述べた。

堀井氏はまた、岸田文雄首相率いる自民党への有権者の信頼を損ねた別の政治資金スキャンダルにも関与していた。

堀井氏は所属する党内派閥から受け取った2196万円を申告しなかったとして刑事告訴されている。

2024年8月27日に撮影された写真は、北海道の選挙区にある元自民党衆院議員の堀井学氏の事務所を示している。(共同)

首相は6月、2025年秋までに実施される予定の次期衆院選には立候補しないと表明した。

自民党は、9月に3年の任期を終えて党総裁を退任することを決めた岸田氏の後任を決める総裁選を行っている。

堀井氏は1994年リレハンメル五輪のスピードスケート男子500メートルで銅メダルを獲得。外務大臣政務官、内閣府副大臣などを歴任した。


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