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伊藤忠、自社株を買い戻し、アパレル・化学品部門を完全支配へ

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商社伊藤忠は、アパレル会社デサントを含む2つの事業部門を完全子会社化するために2200億円(15億ドル)を投じ、1500億円相当の自社株を買い戻すと発表した。

この取引は、コーポレートガバナンスを強化し、業務効率を改善するために親会社と子会社の二重上場を解消するという日本企業の傾向の一環である。

デサントの44.44%の株式を保有する伊藤忠は月曜日、金曜日の終値より16.6%高い1株当たり4,350円での公開買い付けを通じて残りの株式を取得するため1,826億円を投じると発表した。

同社はまた、化学会社CIタキロンの未保有の株式44.31%を、金曜日の終値より9.7%高い1株当たり870円の公開買い付けを通じて376億円で買収する予定である。

伊藤忠は、日本と中国の競争当局の承認を得て、11月初旬までにデサントに対する公開買付けを開始することを目指しており、CIタキロンに対する公開買付けは火曜日から9月18日まで実施される予定。

「デサントを当社の繊維事業の中核にしたい」と伊藤忠の八村剛志財務本部長は記者会見で語り、国内外でスポーツアパレルブランドとして成長する可能性を強調した。

この支出は、伊藤忠が4月に発表した今年度の成長分野への過去最高の1兆円投資計画の一環である。

同社はまた、今年の総株主還元率50%達成目標の一環として、4月に発表した1500億円の自社株買いプログラムを火曜日から3月31日まで実施すると発表した。

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が出資する伊藤忠商事は、エネルギー・化学品事業や金属事業の減益により、4~6月期の純利益が前年同期比3.1%減の2066億円となったが、通期の利益予想8800億円は据え置いた。



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