ホーム jpn 人気ブランドのタンポンに金属が含まれているとの報告を受け、新たな研究で女性用タンポンの安全性に疑問が浮上

人気ブランドのタンポンに金属が含まれているとの報告を受け、新たな研究で女性用タンポンの安全性に疑問が浮上

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米国食品医薬品局の広報担当者はABCニュースに対し、現在市販されているタンポンに鉛を含むさまざまなレベルの重金属が含まれていることを検出した新たな研究が、米国食品医薬品局によって調査されていると語った。

カリフォルニア大学バークレー校の研究者らが「Environmental International」誌に発表した研究では、米国、ギリシャ、英国で入手した14の異なるブランドのタンポン30個に含まれる鉛のほか、水銀、ヒ素、鉄など16種類の金属の含有量を評価した。

7月3日に発表された研究によると、オーガニックブランドと非オーガニックブランドの両方を含む30種類のタンポンすべての素材から、さまざまなレベルの金属が検出された。

研究の著者らは、タンポンに検出された金属の濃度が使用者の健康に悪影響を及ぼすかどうかは明らかではないと指摘し、さらなる研究が必要だと訴えた。

「公衆衛生上の大きな懸念があるにもかかわらず、タンポンに含まれる化学物質を測定する研究はほとんど行われていない」と、研究の主執筆者で、カリフォルニア大学バークレー校公衆衛生学部および環境科学、政策、政策学部の博士研究員であるジェニ・A・シアストン氏は言う。 &マネジメントの代表者は声明でこう述べた。「我々の知る限り、タンポンに含まれる金属を測定した論文はこれが初めてだ。」

シアーストン氏はさらに、「製造業者が自社製品に金属、特に有毒金属が含まれていないか検査することを義務付けられることを心から願っている。国民がこれを要求したり、タンポンやその他の生理用品のラベル表示を改善するよう求めたりするのを見るのは素晴らしいことだ」と語った。

FDAは声明の中で、この研究には「限界」があると指摘したが、調査結果を検討中だと述べた。

「FDAは研究を再検討中です。すべての研究には限界があります。使用された化学的な方法により、これらの金属が研究室でテストされたタンポンに含まれていることが示されていますが、この研究では、体内で使用されたときにタンポンから金属が放出されるかどうかは評価されていません」と同局は火曜日の声明で述べた。「また、放出された金属が膣内膜に吸収されるか、その後血流に入るかどうかについても触れられていません。」

声明は「我々はこの研究を綿密に評価し、これらの製品を使用する消費者の健康を守るために必要な措置を講じるつもりだ」と続けた。

研究の著者らは、その調査結果の中で、検出された金属の種類は環境中に一般的に存在し、さまざまな方法でタンポンの素材と接触する可能性があることを認めている。その可能性としては、水、空気、土壌、近隣の汚染物質、製造工程などが挙げられるが、これがどのように起こっているのかを正確に理解するにはさらなる研究が必要である。

専門家は、この研究はタンポンの素材に含まれる金属のレベルを測定しただけであることに留意する必要があると述べている。人間の健康と相関関係にある血液中の金属のレベルは測定されていない。

救急医であり医療毒物学者でもあるステファニー・ウィドマー博士は、さらなる研究が必要だと研究の著者らに同調した。

「吸収があるかどうか、またそれが人間の健康に影響を及ぼすかどうかについては、まったくわかっていません」と、この研究には関わっていないウィドマー氏はABCニュースに語った。「さらに研究を行う必要がありますが、この研究では、タンポンを使用する女性の血中重金属濃度が通常より高く、あるいはタンポンを使用しない女性よりも高いという証拠は示されていません。」

ジェイド A コバーン博士は、医学博士、公衆衛生学修士であり、小児科および予防医学の専門医資格を持つ医師であり、ABC ニュース医療部門の医療フェローです。

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