2023年7月17日、京都で昨年の祇園祭で行われた山車の行列の様子。
2024年6月14日 16:01 日本時間
京都 — 京都の有名な祇園祭の「特別観覧席」の販売をめぐる対立により、祭を主催する神社の宮司が京都市観光協会の理事を辞任することを検討していることがわかった。
東山区の八坂神社宮司、野村明義氏(65)は、祇園祭の山鉾巡行の観覧席で協会が高額な観覧券を販売していることに抗議し、辞任する意向を表明した。
特別席は協会が昨年導入したもので、アルコール飲料とかき氷の提供が含まれる。同神社によると、野村氏は「行列は神事であり、アルコール飲料を楽しみながら見るショーではない」と述べた。
同協会は火曜日、7月17日の行列のプレミアム席60席のチケットを15万円と20万円で販売し始めた。
同神社によると、野村氏は昨年、富裕層の外国人観光客をターゲットに40万円の席を導入した際からこの問題を問題視し始めたが、今夏に見直して値下げした。
同協会の関係者は「真意を確認する必要がある。葬儀の内容については再検討の余地がある」と話す。