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中部地方の海岸でイルカ襲撃増加、2024年に18人負傷

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2022年以降、日本中部の県の海岸で野生のイルカによる襲撃が増加しており、専門家はインド太平洋バンドウイルカ1頭が犯人である可能性があり、攻撃的な行動がエスカレートする可能性があると示唆している。

敦賀海上保安部によると、福井県内の海水浴場では今夏、火曜日までに18人が負傷しており、指に20~30針縫う怪我を負い、全治1カ月を要した小学生も含まれている。

沿岸警備隊によると、今年の事故件数は過去2年に比べて急増しており、2022年には少なくとも1人、2023年には5人が負傷した。

提供された動画の静止画には、2024年8月8日に福井県敦賀市の白木海岸に現れたイルカが写っている。(スイマー提供)(共同)

火曜日、敦賀市の水島沖で遊泳中の50代の男性がイルカに両手を噛まれて負傷した。同海水浴場での事件発生は2日連続となった。

また、8月13日には同じく敦賀市の白木海岸で40代の男性が右親指と左足を噛まれて軽傷を負った。

三重大学の森坂忠道教授(鯨類学)は、事件の数日前に同じ海岸で目撃されたイルカの背びれの特徴が、昨年まで福井県沖で観察されていた体長2.5メートルのイルカの背びれの特徴と一致したと述べた。

「イルカは人間との交流を求めて海岸にやって来ているのかもしれない」と森坂氏は言う。

水族館のイルカは人間と絆を結ぶ姿がよく見られるが、人間と頻繁に接触すると、噛み付いたり体当たりしたりするなどして優位性を主張しようとすることがある、と森崎氏は述べ、そのような状況では人間は「すぐにイルカから離れる」べきだと付け加えた。

福井県坂井市にある越前松島水族館の松原良一館長も、イルカの中にはクマより大きいものもいるため「接触は非常に危険。死亡事故が起きてからでは手遅れだ」と警告した。

イルカの捕獲は政府の規制により一般的に禁止されており、福井県当局は今回の件では現在イルカを捕獲する予定はないと述べた。

一部のビーチでは抑止力として超音波を発する装置を設置し始めており、遊泳者はイルカに遭遇した場合は直ちに海から出るよう警告されている。





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