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中国のトップ外交官、日本の動物園にパンダを貸し出す意向示す

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中国の王毅外相は先週、北京で日本の超党派国会議員団と会談した際、日本の動物園にジャイアントパンダを貸し出す意向を示したと、二国間関係に詳しい情報筋が日曜日に明らかにした。

王氏は先週水曜日の夕食会で、日本の与党自民党の重鎮である二階俊博氏が率いる中国との友好関係を推進する団体に対し、日本へのパンダの送付に「責任を持つ」と語った。また、早期に日本を訪問したいとの希望も表明したと関係者は語った。

ファイル写真は、2023年5月に中国四川省成都パンダ繁殖研究基地にいるパンダたち。(VCG/ゲッティ/共同)

中国軍機による日本の領空侵犯や中国による日本からの海産物輸入の全面禁止などにより両国関係が緊張する中、王外相の発言は「パンダ外交」を通じて関係を安定させようとする中国の意図を示すものかもしれない。

王氏は昨年11月、北京で日本の与党の山口那津男代表と会談した際、仙台の動物園に中国がパンダを貸し出すという公明党代表の提案に前向きな姿勢を示した。

山口氏は中国訪問中、東北地方の動物園にパンダを貸し出すことは、2011年の壊滅的な地震と津波の被災者を励まし、隣国に対する「国民感情を和らげる上で重要な役割を果たすだろう」と述べた。

日本政府関係者は、中国のパンダリース計画については何も決まっていないと述べた。両政府はまた、外相の相互訪問を調整しており、昨年4月には林芳正内閣官房長官が日本の外交官として北京を訪問した。

かつて駐日中国大使を務めた王氏は、2020年11月に最後に日本を訪問した。

日本動物園水族館協会によると、8月下旬現在、中国からリースされた8頭のジャイアントパンダが日本国内で飼育されており、東京・上野動物園と和歌山県のアドベンチャーワールドにそれぞれ4頭ずつ飼育されている。

東京都によると、上野動物園のジャイアントパンダのカップルは、高齢による健康上の懸念のため、治療のため9月29日に中国に返還される予定。3月には、日本最高齢のジャイアントパンダ「タンタン」が神戸動物園で28歳で死んだ。


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