中国がアフリカの首脳を招き、債務問題と資金需要が焦点に

今週北京で中国・アフリカ首脳会談が開催される。一連の債務不履行から徐々に脱しつつあるアフリカ大陸が、債務の膨張の一因となり、現在は自らも経済的逆風に直面しているアジア諸国との将来の協力関係を定めようとしている。

豊富な鉱物・石油資源と10億人を超える人口を擁するアフリカは、近年、中国、欧州、米国などの世界大国間の熾烈な地政学的競争の焦点となっている。

英国に拠点を置くシンクタンク海外開発研究所の研究員、ユンナン・チェン氏は、中国が現在アフリカ最大の二国間融資国となっていることから、訪問中の各国首脳らは債務再編に関する大幅な譲歩を期待していると述べた。