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与野党が石丸真司氏に注目、無党派層の支持を奪う恐れも

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読売新聞ファイル写真
石丸慎二氏は日曜日、東京・新宿区で支持者らとポーズをとった。

広島県安芸高田市の元市長、石丸伸治氏が18日の東京都知事選で2位に躍進したことを受け、与野党は同氏の国政進出の可能性に注目している。国政進出が実現すれば、既存政党への批判の受け皿となり、無党派層の票を奪う可能性もある。

かつて復興大臣を務めた東京第17選挙区の自民党代表、平沢勝栄氏は、圧倒的多数の無党派層の支持を獲得した石丸氏を「選挙の勝者」と評した。平沢氏は「自民党は新風を求める有権者に追いつけていない」と付け加えた。

石丸氏は選択肢の一つとして、岸田文雄首相の地盤である広島1区から衆院選に出馬することを検討している。今後の動向は見通せないだけに、自民党執行部は「目を背けるわけにはいかない」と警戒している。

維新の党は知事選で候補者を立てず、様子見の姿勢を貫いたが、世田谷区議が石丸氏を支援するため離党した。同党は有権者の既存政党への不満を吸収し、いわば「第3極」として勢力を拡大してきた。同党幹部は「石丸氏が新党を作れば、支持者や議員を失う恐れがある」と危機感を強める。

蓮舫氏は野党第一党の立憲民主党の全面支援を受けたにもかかわらず、3位にとどまった。立憲民主党の大串博志選挙対策委員長は月曜日のインタビューで「無党派層の支持獲得に向けた戦略を改めて考えたい」と語った。



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