Karuizawa, Nagano Pref. –
長野県軽井沢町で夏休み中の上皇陛下と上皇后さまは金曜日、高原リゾート地の大日向集落を訪問された。
明仁親王は皇太子時代から、第二次世界大戦後に中国東北部の満州から日本に帰国した人々が開発したこの集落を頻繁に訪れている。徳仁天皇の両親である夫妻も昨年の夏、この集落を訪問した。
上皇陛下(90)と上皇后さま(89)は手をつなぎ、地域のシンボルである活火山・浅間山が見えるキャベツ畑を散策し、おしゃべりをしたり野菜の成長を観察したりした。
「空はすっかり青くなってきましたね」と皇后さまが夫に言うと、夫は「ええ、そうですね。キャベツも順調に育っていますね」と答えた。
「お元気そうですね」と地元農家の土屋正人さん(89)が2人に声をかけると、2人はうなずいて応えた。その後、土屋さんは「(ご夫妻が元気そうで)ほっとしました。満州にいた人たちに敬意を表すために来てくださったことに感謝いたします」と語った。
夫妻は来週の木曜日に東京に戻る予定。明仁天皇は2019年4月末に退位した。