2024年7月7日 16時53分(日本時間)
プノンペン — 上川陽子外務大臣は土曜日のプノンペンでの演説で、日本はカンボジアと協力して第三国における地雷対策を支援すると述べた。
上川外相は、日本はカンボジアの地雷除去に取り組む国際協力チームの設立も支援するとし、ウクライナに初めて大型地雷除去機を供与すると発表した。
上川さんはカンボジア地雷対策センターで演説した。
「カンボジアは今や、自国領土内の地雷除去を着実に進めており、人道的地雷対策で世界をリードする国の一つです」と上川氏は述べた。「私たちはカンボジアを人道的地雷対策の国際協力の拠点として位置づけ、世界の地雷被害者ゼロを目指します。」
また、日本は民間と協力しながら地雷対策の技術革新を推進していくとも述べた。
政府は今週、ロシアが敷設した地雷に悩まされているウクライナに地雷除去機材を提供し、カンボジアでウクライナ人に機材の操作方法を教える訓練を行う予定だ。
上川外相は演説後、カンボジアのソク・チェンダ・ソペア副首相兼外相と会談。会談では、カンボジアの社会インフラ整備や海上交通の整備を柱とする新たな支援策で合意した。上下水道の整備やサイバー対策の強化に加え、北米や欧州への航路開設計画の策定や通関手続きの電子化なども支援する。
カンボジアは経済的に中国への依存度が高く、日本は支援を通じて関係強化に期待を寄せている。