日本の上川陽子外相は水曜日、岸田文雄首相の後任として自民党総裁選に土壇場で立候補し、日本初の女性リーダーとなることを目指していると発表した。
総裁選は、昨年末の裏金スキャンダルで国民の信頼を著しく損なった責任を取って、岸田氏が自民党総裁としての再選を目指さないと発表したことを受けて行われる。
上川陽子外相は2024年9月11日、東京で記者会見を開き、9月27日の自民党総裁選への立候補を表明した。(共同通信)==共同通信
正式な選挙活動開始のわずか前日、上川氏(71歳)は、9月27日の自民党総裁選に出馬するための条件である自民党議員20人からの推薦を獲得できたと述べた。
上川氏は党首選に初めて立候補し、「いかなる困難からも逃げることなく、新しい日本を創ります」と記者会見で述べた。衆議院議員7期目の上川氏は昨年9月、約20年ぶりに女性外務大臣に就任した。
次期首相を決める総裁選にすでに出馬を表明している候補者8人の中には、現在経済安全保障担当相を務める高市早苗氏(63)も女性だ。
元総務大臣の野田聖子氏(64)も女性候補の一人と目されていたが、選挙戦には参加せず、代わりに小泉進次郎元環境大臣(43)を推薦人の一人として支持すると述べた。
斎藤健経済産業大臣(65)も記者団に対し、総裁選への出馬を断念したと語った。
自民党総裁選後、新首相を指名する臨時国会が10月1日に召集される見通しだ。この日程では、次期総裁は早ければ衆院解散後、10月27日に総選挙を実施することになる。
2021年、岸田氏は9月29日に自民党総裁、10月4日に首相に選出された後、10月14日に衆院を解散。10月31日に総選挙が行われた。
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