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三重県尾鷲市でクマの目撃情報増加、懸念高まる 小学生を守る巡回ルート

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市提供画像
6月7日、三重県尾鷲市のドライブレコーダーの映像にクマが映っている。

三重県尾鷲市は、クマの目撃情報が相次いでいることを受け、市内の小学校周辺を中心に巡回ルートの強化に取り組んでいると、木曜の記者会見で担当者が明らかにした。市は地元住民や観光客に対し、警戒を怠らないよう呼びかけている。

市によると、1月25日から6月12日までの間にクマの目撃情報が計9件あった。国道42号線を運転していた男性が、道路脇の柵を登るクマを目撃した。ドライブレコーダーの映像に映っていたクマは3歳くらいの成体で、体長は約90センチ。

月曜日と水曜日にクマがダウンタウンに現れ、近くの小学校の生徒たちは集団で下校を余儀なくされた。市と地元警察は、主に生徒たちが登下校する時間帯に市内を巡回している。

目撃されたクマはすべて同一個体とみられる。市は木曜、山中に檻を設置した。市は地域無線を使って住民に警戒を呼びかけ、熊野古道の入り口に注意看板を立てた。尾鷲市観光物産協会は熊野古道の来訪者に熊鈴や携帯ラジオの貸し出しを始めた。

市は「クマの餌場を作らないよう、収集時間直前までゴミを出すのは控えてください。山に入る際は大きな音の出るものを持参してください」とも呼びかけている。



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