防衛省は、ロシアの哨戒機が日本の領空に3度侵入したことを受け、日本は月曜日に戦闘機を緊急発進させたと発表した。航空自衛隊の戦闘機がフレアを発射したのは、日本がこのような侵入に対する措置を施行し始めて以来初めてである。
木原稔防衛大臣は、ロシアのIL-38哨戒機が月曜日の午後、北海道礼文島沖の日本領空を1分、30秒、1分間の計3回侵犯したと述べた。
木原氏は外務省で急遽開かれた記者会見で「今回の領空侵犯は極めて遺憾であり、本日、外交ルートを通じてロシア政府に厳重に抗議するとともに、再発防止を強く要請した」と述べた。
木原氏は、今回の領空侵犯は2019年以降、ロシア軍機による日本領空への侵入が公に発表された初めてのケースであり、先月末には長崎県沖で中国軍の偵察機が領空侵犯を起こしたと指摘。日本は今回の行動を「全く受け入れられない」とし、今回の飛行は国の安全に対する脅威だと考えていると述べた。
木原防衛相は、ロシア機の3度目の侵入に対し、空自のF-15戦闘機とF-35戦闘機が無線で警告を発し、フレアを発射したと述べた。木原防衛相は、これは「我が国の領空を侵犯した場合に我々が取れる措置の一つ」だと述べた。
フレアは熱追跡ミサイルを混乱させるために発射されるが、他の航空機に警告して追い払うためにも一般的に発射される。木原氏は、ロシア機が空自戦闘機に対して威嚇的な動きをしたかどうかを含め、この遭遇についてそれ以上の詳細は明らかにしなかった。
しかし国防長官は、今回の侵入は同地域で継続中のロシアと中国の合同軍事演習と関係している可能性があると述べた。
