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ロシア国籍者が日本で違法輸出の疑いで逮捕、船舶などの輸出先を隠していた疑い

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読売新聞
大阪市中央区にあるアストラデ株式会社のビル。

大阪 — ロシア国籍の男が、軍事転用可能な船舶や船舶エンジンをロシアに違法に輸出した疑いで水曜日に逮捕された。

ロシアがウクライナ侵攻を開始した2022年2月以降、ロシアへの無許可輸出をめぐる逮捕者は初めて。日本は対ロシア制裁措置として船舶などの輸出を禁止している。




Facebookより
アンドレイ・ソバ

大阪府警は、大阪市中央区の貿易会社アストラデ社長で、大阪府吹田市のアンドレイ・ソバ容疑者(38)を外国為替及び外国貿易法違反の疑いで逮捕した。

警察の発表によると、ソバ容疑者は2023年1月、日本政府の許可を得ずに大阪南港から韓国経由でロシアへ、船舶4隻や船舶用エンジン、トレーラー、中古バイクなど計27点(総額約4300万円相当)を輸出した疑いが持たれている。

容疑者は容疑を肯定も否定もせず、弁護士と相談してから話すと述べた。

警察は密告を受けて23年11月に同社などを捜索し、ソバ容疑者がロシア・ウラジオストクの企業に船舶などを送ったことを示す書類を発見した。容疑者は税関への申請で輸出先がロシアであることを隠していたとみられる。

日本も米国や欧州に足並みを揃え、2022年3月からロシアへの輸出禁止措置を実施している。船舶のほか、高性能半導体や工作機械など軍事転用可能な物品のロシアへの輸出も禁止している。

警察は、船舶などがすでに軍用に転用されている可能性があるとみて捜査している。



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