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ロシア北部の山火事で北極圏の山火事による排出量が増加

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ロイター/アレクサンダー・マンジュク/ファイル写真
2022年5月7日、ロシアのシベリア都市クラスノヤルスクで発生した山火事の煙に覆われた住宅の全体図。

(ロイター) 6月27日 – 欧州の科学者らは、6月に北極圏で発生した山火事による二酸化炭素排出量が、過去20年間の観測期間でこの時期としては3番目に高い水準に達したと発表した。

気候変動により北極の気温が上昇するにつれ、山火事は北方に移動し、北方林やツンドラに燃え広がり、炭素を豊富に含む有機土壌から大量の温室効果ガスを放出している。

欧州連合(EU)のコペルニクス大気監視サービス(CAMS)の最新データによると、今月は約6.8メガトンの炭素が放出された。これは、排出量が約2倍だった2019年6月と2020年6月よりわずかに少ないだけだ。

火災の大半はロシア極北のサハ共和国で発生している。この地域では2021年に大規模な山火事が発生し、1,900万ヘクタール近くの森林が破壊された。北東北極圏では過去20年間で大規模な山火事が最も増加している。

「北極圏の火災による排出量は過去3年間の夏、ほぼ典型的なレベルにあったが、最近の火災は2019年と2020年に広範囲に発生した山火事と同様に、より暖かく乾燥した気候の後に発生しているのが観察されている」とCAMSの上級科学者マーク・パリントン氏は述べた。

北半球では、山火事は7月と8月にピークに達する傾向があります。

サハ共和国は北が北極海に面しており、異常気象になりやすい。2021年の山火事の煙は記録に残る史上初めて北極点に到達した。

ロシア国営通信社TASSは、サハ共和国の環境・自然管理・林業担当副大臣アンドレイ・コノプレフ氏の発言を引用し、6月24日時点で同共和国では160件以上の山火事が発生し、約46万ヘクタールが被害を受けたと伝えた。



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