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ロシアの貨物船が北朝鮮の港に停泊か、武器や弾薬を積載した疑い

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プラネットラボPBC
プラネット・ラボPBCが撮影した衛星画像には、4月3日のボストチヌイ港(右)と4月14日のラジン港にあるレディR船と思われるものが写っている。

読売新聞の分析によると、ロシア船籍の貨物船が4月に北朝鮮の港を訪れ、ロシア向けの武器や弾薬を積み込んだ可能性があるという。

衛星画像には、貨物船「レディーR」とみられる船がロシア北東部の羅津港に停泊している様子が映っている。同月、ロシア極東のボストーチヌイ港にも寄港していた模様。北朝鮮の核・ミサイル開発に関する国連安全保障理事会の決議に違反し、ウクライナへの軍事侵略を続けるロシアに武器や弾薬を輸送するために使われていたとみられる。

以前の分析では、4月に数隻の北朝鮮の石油タンカーがロシアの港に寄港していたことが判明している。国連安全保障理事会の決議により北朝鮮の石油精製品の輸入は制限されているにもかかわらず、タンカーは精製石油製品を積んで北朝鮮に輸送した疑いがある。この分析は、ロシアのウクライナ侵攻が長引く中、両国が互いへの依存度を高めていることを示している。

衛星画像の分析は、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり安全保障理事会が課した制裁の履行を監視する国連専門家パネルの元メンバー、古川勝久氏らと共同で行った。複数の港湾衛星画像に映る船の形や大きさを、国連の専門機関、国際海事機関などが公表した画像と比較した。

港湾の画像は、米国の宇宙企業プラネット・ラボPBCが4月上旬から中旬にかけて撮影したもの。4月2日と3日に撮影された画像には、レディーRと思われる船がコンテナを積み上げた状態でボストーチヌイ港の桟橋に停泊している様子が写っている。その後、4月14日に羅津港で撮影された画像には、同船が停泊している様子が写っている。

世界中の船舶の位置情報を提供するマリン・トラフィックのウェブサイトによると、レディーR号はロシアと北朝鮮の港の間を航行中に自動識別システムを起動しなかったため、船の動きを追跡することはできなかった。

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