日本の岸田文雄首相は水曜日、裏金スキャンダルの責任を取るため来月の自民党総裁選に出馬しないと発表したことで、3年間の政権を終えて退陣する準備を整えた。
この突然の発表は、気象庁が先週、太平洋の中央部から南西部に広がる南海トラフ沿いで巨大地震の危険性が高まったとして初めて注意報を発令したことを受けて、岸田内閣が災害への備えを強化している中で行われた。
岸田氏は首相官邸での記者会見で「自民党が変わったことを国民に印象付ける第一歩として、総裁選に出馬しない決断をした」と述べ、当面の外交上の義務がない中での決断だったと付け加えた。
岸田文雄首相は2024年8月14日、東京の首相官邸で記者会見を行った。(共同)
自民党議員らは新代表の下で「一丸となって政治への国民の信頼を回復し、少子高齢化の抑制や防衛力強化などの諸課題に取り組むべきだ」と発言した。
2023年に地元広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)を主催する岸田首相だが、昨年末に初めて発覚したスキャンダルを受けて、2021年10月に発足した同内閣の支持率は20%台に急落した。
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