この写真は、2024年5月24日金曜日、ベトナムのハノイにある住宅で発生した火災の直後の様子を示しています。
2024年5月24日 18時31分
ベトナム・ハノイ(AP通信)―ベトナムの首都ハノイの狭い路地にあるアパートで夜間に火災が発生し、14人が死亡、6人が負傷したと国営メディアが金曜日に報じた。
国営メディアによると、ハノイ中心部にあるこのアパートには幅わずか2メートル(6.5フィート)の路地からしかアクセスできず、消防車はそこに到着できず、消防士らがホースを使って最終的に火を消し止めたという。
ベトナム通信社によると、火災は午前12時半ごろ発生し、数回の爆発を伴った。鎮火には1時間かかった。
隣人のグエン・タン・チュンさんは、爆発音を聞いたときは寝ていたが、何が起きているのか見に急いで外に出たと語った。「家の中で衝撃を感じた」と語り、他の人たちと一緒にはしごを使って窓を割り、人々を避難させたと付け加えた。
国営メディアは、当時この建物には24人の住人がおり、うち7人は所有者の家族、17人は入居者だったと報じた。負傷者の容態は安定しており、ハノイ交通病院で治療を受けている。
国営メディアによると、火災は電動自転車の販売と修理のためのガレージとして使われていた建物の前の小さな中庭で発生した。
チュンさんは、家族は夜によくバイクのバッテリーを充電していたと語った。
その後、路地は警察によって封鎖された。アパートには焼け落ちたバイクや植物の残骸、散乱した所持品が残っていた。
当局は補償金として、死亡者の遺族に1,962ドル、負傷者に1,177ドルを支払うと発表した。
この火災は、昨年9月にハノイで同様の状況で50人以上が死亡した火災を彷彿とさせる。当時の救助活動も、市内の狭い路地によって妨げられた。