ホーム Fuji ブラジル政府の謝罪は日本人迫害に光を当てる可能性がある。 日系ブラジル人団体、将来の悲劇を防ぐことを期待

ブラジル政府の謝罪は日本人迫害に光を当てる可能性がある。 日系ブラジル人団体、将来の悲劇を防ぐことを期待

28
0



The Yomiuri Shimbun
マリオ・オクハラ氏(右から2番目)と宮城朗氏(左)が火曜日、サンパウロで記者会見に出席した。

リオデジャネイロ — 日系ブラジル人による謝罪要求を検討するという最近の決定を受けて、第二次世界大戦中のブラジルにおける日系移民への迫害に間もなく光が当てられるかもしれない。 ブラジル政府の恩赦委員会委員長は謝罪する予定を示した。

同議長のエネア・アルメイダは、日本人迫害問題を完全に解決することが目的であることを示し、いかなる謝罪も「ブラジルに住むすべての日系ブラジル人とその子孫に向けられる」と述べた。

謝罪の対象となるのは、1946年から約2年間に渡って日本人がサンパウロ沖の刑務所に送られた事件に関するものとみられる。 第二次世界大戦前には、18万9,000人が日本からブラジルに移住したと推定されている。 戦争中、ブラジルは連合国側につき、日本は敵国となったが、平和が戻った後も反日感情は根強く残った。

当時の日本人社会は「勝者」と「敗者」に分かれていた。それぞれ、第二次世界大戦で日本が勝利したと信じる人々と、日本の敗北を認める人々だ。この分裂は日本人同士の暴力事件につながり、殺害されたり負傷したりする人もいた。ブラジル当局はこれに対し、「勝者」の多くをテロリストとして刑務所に送ることで対応した。しかし、投獄された人々の70~80%は無実だったと考えられている。

火曜日の記者会見で、日系ブラジル人3世のマリオ・オクハラさんは、謝罪を求めてきた他の人々とともに、「日本人だけでなく、誰にも同じような悲劇が起こらないようにする必要がある」との考えを表明した。

沖縄県人会などの団体は、サンパウロ郊外サントスで1943年に起きた、約6500人の日本人移民が強制退去を命じられた事件についても謝罪を求めている。現在、委員会は1946年以降に起きた事件を議論しているが、アルメイダ氏は謝罪に1943年の事件も含まれる可能性を示唆している。

関連記事




もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください