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パワーパパ大江裕也がアーチェリーに熱中

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昼間は公務員として働くパラアーチャーの大江裕也の珍しい能力は、腕に弓を持ち、歯で矢を狙い、50メートル離れた標的に矢を射ることができることだ。

彼のモチベーションは、子供たちにとって「かっこいい父親」になりたいということであり、金曜日にパリで開催されたパラリンピックという障害者アスリートにとって世界最高の舞台でそれを実現できたと彼は言う。

大江さんは高校時代まで野球に熱中し、23歳の時に初めて脳出血を起こすまでスポーツを楽しんでいた。

日本のアーチェリー選手、大江裕也選手は、2024年8月30日にフランスのパリで開催されるパラリンピックで、男子個人コンパウンドオープン16人制決勝に出場する。(共同)

彼は徐々に回復したものの、その後も2度脳出血を起こし、最もひどい発作では26歳で2人目の子供を出産した直後に上半身の右側がほぼ麻痺した。

「家族にとってはつらいことでした」と、リハビリ中は幼い息子の世話を手伝うことができなかった大江さんは語った。

36歳の大江さんは、回復の過程で、野球、水泳、陸上競技などさまざまなスポーツを検討したという。

「しかし、どんなスポーツであっても、自分が健康だった頃のレベルを超えることは決してできないと分かっていました」と大江さんは語った。

彼は、コンパウンドパラアーチェリーに出会うまで、これまで一度も試したことのないスポーツについて考えていた。コンパウンドパラアーチェリーは、安定した精神力は必要だが、必ずしも腕が機能している必要はなく、さまざまな障害を持つ人々が互いに競い合うスポーツである。

大江選手は健常者も含め徐々に大会に出場するようになり、2021年の東京大会でパラリンピックデビューを目指したが、出場権を逃した。

その間、大江さんは故郷の岡山県倉敷市の市役所で公務員として働いていた。

大江さんのスピーチは、仕事の後に毎日1、2時間トレーニングをしていると伝えながら、依然として岡山弁が色濃く残っていた。

日本のアーチェリー選手、大江裕也選手は、2024年8月30日にフランスのパリで開催されるパラリンピックで、男子個人コンパウンドオープン16人制決勝に出場する。(共同)

彼は今年ついにパリ・パラリンピックへの出場資格を獲得し、金曜日にはフランスの首都の中心にあるアンヴァリッド広場で日本代表として出場するという夢の一つを叶えた。

大江選手は、男子個人コンパウンドオープン16人制決勝ラウンドで、オーストラリアの経験豊富なパラリンピック選手、ジョナサン・ミルン選手に147対142で敗れた。

「負けたのは悔しいけど、周りの人たちの応援でここまで来られたことが本当にうれしい」と大江さんは感極まった様子で語った。

「これは特別な大会だった」と彼は語り、二度目の人生を歩み始めてからここまで来たことを喜び、パリの歴史的なオテル・デ・ザンヴァリッドのそばにある会場の美しさについてコメントした。

「これは精神的なスポーツです。精神力がないと、良い結果は出せません」と大江さんは断言した。

雨で試合には不利な状況だったにもかかわらず、彼は「多くのことを乗り越えてきた。本当に幸せだ」と語った。

しかし、大江さんの決意はすぐにまた固まりました。

「次のロサンゼルス大会を目指して全力を尽くします」と彼は語った。


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