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パリ行きの日本のパラアーチェリー選手、名誉毀損で損害賠償命令

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日本の裁判所は火曜日、2021年東京大会の予選中にブログに名誉毀損のコメントを投稿したとして、パリパラリンピックに出場するアーチェリー選手に対し、同僚の選手に約124万円(8,600ドル)の損害賠償を支払うよう命じた。

Chika Shigesada. (Kyodo)

東京地裁の判決によると、重貞千佳被告(41)は2021年1月、ともに予選会に出場していた原告の小野寺麻子さんのブログに「無駄に頑張りすぎないで」「ルール違反じゃないですか」などと匿名で書き込み、損害賠償を求めた。

その後、小野寺氏がポスターの投稿者の情報開示を求めた結果、重貞氏が犯人であることが確認された。結局、重貞氏だけが東京パラリンピックに出場する資格を得た。

大久保弘樹裁判官は、この発言は「完全に虚偽」であり、小野寺さんの演技を揶揄する極めて悪質なものだったと述べた。

「全く知らなかった問題についての投稿に襲われ、それがライバルによるものだと知ったときの精神的苦痛は相当なものだった」と裁判官は述べた。

重貞氏は控訴する意向だ。

小野寺麻子さんは、2021年東京パラリンピックの予選に参加していたパラアスリートの重定千佳さんがネット上で行った中傷的なコメントをめぐる損害賠償訴訟で勝訴し、2024年8月6日に東京で記者会見に臨んだ。(共同通信)

一方、小野寺さんは、長い間闘ってきたと述べ、裁判所の判決を歓迎した。

48歳の同氏は東京での記者会見で「代表選手としての役割を自覚していれば、このようなことは書かないはずだ」と述べ、「(重貞選手が)パリ五輪に出場するのは残念だ」と付け加えた。

パリパラリンピックは8月28日から9月8日まで開催される。

幼少期に患った運動障害により歩行能力が徐々に低下し、車椅子生活を送っている重貞さんは、2015年にパラアーチェリーのプロ選手として活動を始めた。

日本パラアーチェリー連盟が発表した2019年の女子選手ランキングでは、小野寺選手は重貞選手に次いで2位となった。





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