トランプ大統領、ハリス氏の人種的アイデンティティに関する発言で反発に直面

ドナルド・トランプ前米大統領は、米大統領選のライバルであるカマラ・ハリス氏の人種について疑問を呈したことで激しい反発に直面しているが、この問題に関する共和党の扇動的な発言や行動の長い歴史を知る人々にとって、この中傷は何ら目新しいことではない。

トランプ氏の政治キャリアは、ケニア人の父を持つ当時の大統領バラク・オバマ氏が海外で生まれたと虚偽の主張をすることでその正当性を否定しようとした2010年代の「バーサー」陰謀論の渦中で築かれた。

トランプ氏は人種差別主義者だと言う人々は、1970年代に黒人入居者に対する差別で訴えられたことや、2017年に白人至上主義者のデモ参加者に迎合した悪名高い行為など、この不動産王が巻き起こした数多くの論争を指摘する。