トヨタ自動車の販売台数は、米国でのリコールが同社の回復を妨げているにもかかわらず、欧州と日本での需要が好調だったため、6か月ぶりにかろうじて増加した。
同社の発表によると、子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む同社の世界販売台数は7月に0.7％増の924,918台となり、5カ月連続の減少後初めて増加に転じた。世界生産台数は0.6％増の923,658台となった。
インドでのスポーツ用多目的車など、一部のアジア諸国では需要が堅調だったが、米国での同社のグランドハイランダーとレクサスTXのリコールが7月の数字の足かせとなった。また、トヨタの新型現地生産ミニバン「グランビア」は中国で好調な売れ行きを見せたが、同社は依然として、世界の自動車メーカーのほとんどと同様、中国国内の自動車メーカーとの厳しい競争に直面している。
