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トヨタ、米国でのEV生産を2025年から2026年に延期

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2021年12月に撮影された資料写真には、東京で自動車メーカーの電気自動車戦略について説明するトヨタ自動車の豊田章男社長(当時)が写っている。 (共同)

トヨタ自動車は木曜日、米国での電気自動車の生産開始を遅らせると発表し、関係筋によると、製品の品質を確保するため、スケジュールは数か月延期されて2026年になるとのことだ。

販売台数世界最大の自動車メーカーであるトヨタは当初、2025年にケンタッキー工場で3列電動スポーツ多目的車の生産を開始する予定だった。完全電気自動車の需要が低迷する中、トヨタが2026年のEV世界生産目標を見直したため、この遅れが生じた。

トヨタは声明で、消費者に「より良い製品をお届けする」ため時期を見直し、北米でのEV生産開始スケジュールが「当初計画より遅れた」と発表した。

トヨタは2月、ケンタッキー州の工場に13億ドルを投資すると発表した。また、2026年から14億ドルを投資してインディアナ州でEVを生産する計画で、同社にとって米国で2番目のEV生産拠点となる。

EVの販売減速を受けて戦略を再検討した他の世界的自動車メーカーに加え、トヨタも2026年のEVの世界生産目標を約30%引き下げ、現在は約100万台の生産を目標にしていると関係者が先に明らかにした。

世界のEV市場は当初、テスラ社と中国の比亜迪(BYD)製の人気モデルのおかげで爆発的な成長を遂げたが、コスト高と充電ステーションの不足もあり、同部門の売上高は鈍化した。

トヨタはまた、データ不正行為から日本政府が承認していない試験基準の使用に至るまで、今年初めに同社グループで一連の車両認証不正行為が発覚したことを受け、品質管理にも改めて注力している。


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