ホーム Fuji トヨタ、一部従業員に週4日勤務を導入へ。柔軟な勤務スケジュールで従業員のモチベーション向上を期待

トヨタ、一部従業員に週4日勤務を導入へ。柔軟な勤務スケジュールで従業員のモチベーション向上を期待

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読売新聞ファイル写真
3月9日、東京・千代田区にトヨタ自動車のロゴが掲げられた。

トヨタ自動車は、生産に直接携わらない事務・技術職の一部社員が週休3日を取得できる新勤務制度を今年中に導入する計画であることがわかった。

総労働時間や給与水準は変えず、働く日を自由に選べる制度にすることで、社員のモチベーションを高め、優秀な人材の定着を図るのが狙いだ。

現在、トヨタはフレックスタイム制を採用しており、勤務時間は時差があるものの、1日当たりの最低勤務時間は2時間と設定されている。新制度ではこの最低勤務時間を撤廃し、代わりに従業員が特定の日に長時間勤務できるようにすることで、総労働時間は同じまま休日を増やすことができる。

新制度は主に営業や調達、経理などの事務職とソフトウエア、車両開発、品質管理などの技術職に適用され、運用開始前に労使で業務分担や評価方法などの詳細を協議する予定。

トヨタは、勤務制度をより柔軟にし、従業員の自律的な働き方を奨励することで、従業員のモチベーションを高めることを目指しています。

ただ、社員が休みを増やすために労働時間を長くする懸念もある。これを防ぐため、同社は計画的な有給休暇の取得を促す方針。一定時間を超える残業は制度の対象外とするなど、社員に過度な負担をかけないよう配慮する。

大手企業を中心に、成果重視の姿勢を強め、希望すれば週3日以上休める制度を導入する企業が増えている。自動車業界では自動運転や電気自動車をめぐる競争が激化しており、トヨタは新たな勤務制度を活用して優秀な人材の確保・定着につなげたい考えだ。



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