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ディズニー、拡大するクルーズ事業に東京で新船を追加

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ロイター/ロッキー・スウィフト
ディズニーとオリエンタルランドの幹部が、2024年7月9日に浦安市で行われたクルーズライン拡張発表会でディズニーのキャラクターたちとポーズをとった。

浦安市、日本、7月9日(ロイター) – ウォルト・ディズニーと日本のオリエンタルランドは火曜日、2029年に東京から出航する新しいクルーズ船を進水させる計画を発表した。これにより、同ブランドの拡大する船団に9隻目の船が加わることになる。

新しい船はディズニーの船団最大の船「ウィッシュ」をモデルにしており、東京ディズニーランドを運営するOLCもこの新しいクルーズ船を運航する。

ディズニーは現在、5隻のクルーズ船を運航している。東京を拠点とする船に加え、2025年にシンガポールから出航する予定の船を含む、さらに3隻の計画がある。

OLCによると、東京に就航するこの船は最大4,000人の乗客を収容でき、就航後数年以内に年間売上高約1,000億円(6億2,177万ドル)をもたらすことが期待されている。

ディズニー・シグネチャー・エクスペリエンスのトーマス・マズルーム社長は記者団に対し、「日本から出航することで、ディズニーの最大のファンである日本のゲストにとって、海上でのディズニー休暇がより身近なものになるだろう」と語った。

クルーズ業界は、COVID-19パンデミックによる世界的な閉鎖から回復しつつある。クルーズライン国際協会は、今年の乗客数が2019年より17%増の3,470万人に達すると予想している。

ディズニー・エクスペリエンスのジョシュ・ダマロ会長は最近のロイター通信とのインタビューで、この船はメルボルンやバンクーバーなど同社のテーマパークから遠く離れた場所にテーマエンターテイメントをもたらす機会を提供すると語った。

ディズニーは、これまで対応されていなかったクルーズ市場セグメント、つまり家族層にもアプローチしています。

現在、クルーズ船に乗っている人の40%は「今日クルーズ船に乗っている唯一の理由はディズニーがここにいるからだ」と言うだろう。つまり、われわれは市場を創り出しているのだ、とダマロ氏は語った。

「私たちが建造中のこの信じられないほど素晴らしい船をシンガポールに持ってきたら、同じことが起こるだろう」と彼は付け加えた。「ディズニーのあらゆるものに対する飽くなき需要があることは分かっている」

ディズニーの体験型事業は、国内外のテーマパークやクルーズラインなどを含み、第3四半期の同社の売上高の3分の1以上、営業利益の約60%を占めた。

同社の株価は、最高財務責任者ヒュー・ジョンストン氏が第3四半期の旅行の「世界的な減少」や、賃金上昇、新しいクルーズ船2隻と新しいリゾート島ルックアウトケイに関連する開業前費用など、その他の影響について警告したことを受けて、5月に急落した。

UBSのアナリスト、ジョン・ホドゥリック氏は、ディズニーのクルーズラインの好調は、同社の国内テーマパーク事業の低迷を相殺するのに役立つ可能性があると述べた。同社によると、第2四半期の予約占有率は5隻のクルーズ船すべてで97%となっている。

ディズニーのクルーズ船の収容能力が急速に拡大したことは、テーマパーク事業の「中期的見通しのリスク軽減に役立つ」とホドゥリック氏は語った。

ディズニーは、テーマパークとクルーズ事業を10年間で600億ドル拡大すると発表した。

その他の最近の投資には、東京ディズニーシーのテーマパークでの「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の世界を再現した3つの新エリア、香港ディズニーランドでの「アナと雪の女王」テーマエリアのオープン、上海での「ズートピア」体験などがある。

同社は8月に開催されるD23ファンコンベンションで、カリフォルニア州ディズニーランドとフロリダ州中部のウォルトディズニーワールドに新アトラクションをオープンする計画を発表する予定だ。

(1ドル=160.8300円)



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