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テスラ車が初めて中国政府の購入リストに

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ロイター/アリー・ソング//ファイル写真
テスラ社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、2020年1月7日、中国・上海で行われたテスラの中国製モデルYプログラムの開会式で、テスラ モデル3の画像が映し出されたスクリーンの横を歩いている。

上海、7月4日(ロイター) – 中国の国営メディア、紙報が4日報じたところによると、テスラTSLA.Oのベストセラー「モデルY」が、中国の地方政府が公用車として購入できる電気自動車およびプラグインハイブリッド車のリストに含まれた。

同紙は、テスラの車が中国政府による購入対象となったのは初めてだと付け加えた。

中国東部の江蘇省政府は6月6日、党、政府、公共機関が業務車両として使用する新エネルギー車56台の調達を政府声明で公表した。

テスラの上海工場で製造されたモデルYとボルボ・カーズのXC40を除く、残りの54バッチはすべて中国ブランドのEVとハイブリッド車だった。ボルボ・カーズは中国の自動車メーカー浙江吉利控股集団の傘下にある。

政府も中国メディアも、江蘇省政府が購入できるモデルYの台数を明らかにしなかった。

テスラの車は中国の一部の政府施設や軍施設への持ち込みが禁止された。

この制限は、中国最大の自動車業界団体が4月に、中国におけるテスラ車群によるデータ収集は規制に準拠しているとの承認を得たことを受けて解除された。

関税の見通しにより海外での中国車の需要が薄れ、国内競争が激化する中、テスラの中国製車両の出荷台数は2023年の同時期と比べて上半期に9%減少した。

しかし、テスラのCEOイーロン・マスク氏が4月下旬に李強首相と会うために中国を訪問したことは、成果を上げたようだ。

中国は、テクノロジー競争をめぐる米国との緊張が続いているにもかかわらず、今年、データトレーニングセンターを建設し、完全自動運転ソフトウェアを国内で展開する計画のテスラへの支援を強化している。



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