宮城県石巻市–
日曜日に開催された「ツール・ド・東北2024」には約1,300人が参加し、2011年3月の巨大地震と津波で被災した宮城県石巻市を含む東北地方の沿岸地域を自転車で走った。
このイベントは被災地の復興支援を目的としており、参加者はタイムや順位を競うのではなく、完走することを目指します。
スタート地点の石巻専修大学では、参加者は自転車で出発する前に震災の犠牲者に黙祷を捧げた。
参加者は、時折雨が降る中、海岸や山の景色を楽しみながら、65キロ、100キロ、180キロの3コースを走りました。休憩所では、地元の名物料理を味わう参加者もいました。
津波で児童と教員計84人が亡くなった大川小学校の被災現場では、自転車に乗っていた人たちが自転車から降り、静かに手を合わせて祈った。
180キロのコースを走った、初参加で青森県八戸市出身の河原木晴久さん(65)は「あいにくの天気だったけど、景色は素晴らしかった。アップダウンがあって楽しかった。来年も参加したい」と話した。
2015年から数回参加している横浜市の40代男性は「最初は何もなかったが、養殖などもあり、海の景色が全然違う」と話す。
ツール・ド・東北は2013年から地方紙の河北新報社、その後ヤフージャパンがスポンサーを務めてきたが、今年は河北新報社と、イベントを共催する自治体との連携を強化するために設立された団体が主催するようになった。