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ダチョウの取り組みで吉野家は肉の需要に応えられる

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日本の大手ファストフードチェーンを運営する吉野家ホールディングスは、ダチョウ肉の導入が、人気の牛丼の供給に影響を及ぼしている不足を克服するのに役立つことを期待している。

同社は8月下旬、日本国内の約400店舗でダチョウ肉丼を1食1683円(12ドル)で約6万食販売し、牛肉、豚肉、鶏肉の供給が逼迫する中、飛べない鳥であるダチョウを第4の肉の選択肢とした。

吉野家は、将来的にダチョウ肉の確保に向け、まずは完全子会社のスピーディアが開発したダチョウ由来のスキンケア商品の拡販で必要な資金を調達するとしている。

写真は2024年8月28日撮影、吉野家ホールディングスが販売するダチョウ丼(共同)

スピーディアは現在、研究や製品開発も含む幅広いダチョウ事業の一環として、東京の北東に位置する茨城県の農場で500羽のダチョウの群れを飼育している。

同社の化粧品は同社の公式ウェブサイトのほか、他のオンライン小売店やドラッグストアチェーンでも購入できる。

ダチョウから抽出したオイルは美容成分の肌への吸収を高めることがデータで示されていると吉野家は述べた。

同社によれば、ダチョウは他の動物に比べて飼育コストが比較的安く、環境への悪影響も少ないという。

「吉野家の経営は牛肉をめぐる情勢に常に左右されてきた。牛丼事業を守りながら事業を拡大するには、リスクを減らす多角化が必要だ」と吉野家の河村康孝社長は8月の記者会見で語った。


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