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タイ国王、パトンターン・シナワット氏を首相に任命

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タイのワチラロンコン国王は、議会がパトンターン・シナワット氏を首相に選出した2日後の日曜日に同氏を承認し、今後数週間以内に組閣する道を開いた。

国王の承認は形式的なもので、バンコクで行われた式典でアパット・スカーナンド下院書記によって読み上げられた。

パトンターン首相は制服姿でひざまずき、ワチラロンコン国王の肖像画に敬意を表した後、首相として承認してくれた国王と国民の代表に感謝する短い演説を行った。

「行政府の長として、議員の皆様とともに心を開いて職務を遂行します」と彼女は述べた。

「私はあらゆる意見に耳を傾け、一緒に国を安定的に前進させていきたい」と彼女は語った。

37歳のパトンターン氏は、タイの20年間に及ぶ断続的な政治的混乱の中心的司法機関である憲法裁判所によって同盟者のスレッタ・タヴィシン氏が首相の職を解かれたわずか数日後に、タイ最年少の首相に就任した。

物議を醸している政界の重鎮タクシン・シナワット氏の娘、パエトンターン氏は金曜日の下院投票を楽々と通過し、下院のほぼ3分の2にあたる319票を獲得してタイで2人目の女性首相となり、叔母のインラック・シナワット氏と父のタクシン氏に続いて3人目のシナワット氏出身者として首相の座に就いた。

これまで政府に勤めた経験のないパトンターン首相は、経済が低迷し、タイ貢献党の人気が衰え、5000億バーツ(144億6000万ドル)相当の目玉となるデジタルウォレット現金給付プログラムをまだ実施していないなど、さまざまな面で課題に直面することになる。



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