ホーム Fuji ソニーグループがブルーレイディスクの生産を終了へ。ハードディスクドライブやストリーミングの普及により市場は縮小

ソニーグループがブルーレイディスクの生産を終了へ。ハードディスクドライブやストリーミングの普及により市場は縮小

24
0



読売新聞ファイル写真
ソニーグループ株式会社のロゴ。

ソニーグループ株式会社は、記録用ブルーレイディスク(BD)の生産を終了する。大容量ハードディスクドライブ(HDD)の普及や動画配信サービスの普及により、BD市場が縮小していることが理由。これにより、ソニーグループは光ディスク型記録媒体の生産から完全に撤退する。

ソニーは、家庭用の販売終了時期については量販店と調整するが、BD記録・再生機器の開発・生産は継続する。生産終了に合わせ、光ディスクや記録用磁気テープなどを生産する宮城県の開発・生産拠点で約250人の希望退職を募る。ソニーグループ広報担当者は「市場の縮小が続いており、構造改革が必要と判断した」としている。

ソニーグループは1986年に光ディスクを使った記録メディアを発売して以来、小型化や大容量化で世界をリードしてきた。パナソニックなどとともにBDの開発を主導。2000年代のハイビジョンDVDの標準規格争いでは、東芝やNECが推進するHD DVDに勝利した。調査会社BCNによると、2023年度の記録用BD国内シェアはソニーグループが18.8%で3位。

電子情報技術産業協会(JEITA)の調査によると、BD記録再生機器の出荷台数は2011年の678万台から2023年には121万台に減少する見通しだ。



もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください