関係者によると、カナダのアリメンテーション・クシュタール社からの買収アプローチに直面しているコンビニエンスストア運営会社セブン＆アイ・ホールディングスは、セブン銀行株の一部売却を検討している。
計画はまだ公表されていないため、関係者らは匿名を条件に、この動きは小売業者が中核事業であるセブンイレブンにもっと集中する意向を示すことを目的としていると語った。過去20年間にわたって日本における小売業者の事業の重要な部分となってきたこの銀行は、今後は子会社として会計処理されなくなるだろうと関係者らは付け加えた。関係者の１人によると、審議は続いており、最終決定はまだ下されていない。
セブン＆アイは、交渉や自らの努力を通じて、自社の事業に対してより高い評価を獲得できることを示さなければならないというプレッシャーに直面している。セブンイレブンのオーナーは先月、クシュタールが当初示した1株当たり14.86ドルという提示額は同社の価値を完全には反映していないと主張した。
