東京の警察は、スーパーカーでトラックを追跡し、運転手の個人情報を入手してクレジットカードを作成していた詐欺事件で、３人を逮捕した。
斉藤隆明容疑者（32）と野村勇樹容疑者（30）は、2023年7月10日、トラック運転手名義のクレジットカードで、スマートフォン2台計29万9600円を購入した疑いで逮捕された。斉藤容疑者と妻の千春容疑者（33）は、別のクレジットカードで不正に購入した衣料品を返品し、現金約9万9000円を詐取した疑いが持たれている。
関係者によると、斎藤氏は詐欺と窃盗の容疑については沈黙を守っており、千春氏は容疑を否認しているが野村氏は容疑を認めているという。
警視庁によると、３人は同様の手口で入手した個人情報を使い、９人名義のクレジットカード計３４枚を作成していたとみられる。２０２２年１２月～２４年５月までに計約４千万円を詐取した。
このお金はスーパーカーのローン返済や斎藤一家が住む高層マンションの家賃に使われたとみられる。
関係者によると、東京都豊洲区の夫婦と横浜市の野村容疑者は、主にスーパーカーでトラックを追いかけ、大切な車に石が当たったと主張して止めたという。
東京など10都府県では、警察に通報したり、自らの免許証を提示してトラックの運転免許証の写真を撮影したりした。
彼らはトラック運転手の個人情報を利用して複数の銀行口座とクレジットカードを作成し、カードを郵送で受け取るために運転手の名前で複数の部屋を借りていた。
