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スペースワン、衛星搭載ロケット2号機の打ち上げを計画

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日本の宇宙開発ベンチャー企業、スペースワンは日曜、今春の打ち上げ失敗に終わった小型衛星搭載ロケット「カイロス」1号機後、早ければ12月にも2号機を打ち上げると発表した。

同社はまた、1号機の故障はロケットの自律飛行安全システムが予想より遅い速度を「異常」と判断し、ロケットの飛行を中止したことが原因であると判明したと述べた。

2号機の詳しいスケジュールは打ち上げの2カ月前に発表される。2号機は小型衛星1機と超小型衛星4機を搭載する予定。

スペースワンによると、打ち上げ直後に爆発した1号機は、燃料の燃焼率を予測値が実際より高く設定していたため、1段目のロケットの推力が事前に計算していた値より低かったという。安全性確保のため、自律飛行システムの判定基準が厳しく設定されていたことも爆発の背景にあった。

スペースワンの遠藤守取締役はオンライン記者会見で、再現性を担保する仕組みがなかったとし、予測の精度向上に向け改善を進めていると説明した。

今年3月13日、和歌山県串本町のスペースワンの打ち上げ場からカイロスロケット1号機が打ち上げられたが、5秒後に爆発した。

打ち上げが成功していれば、カイロスロケットは衛星を軌道に乗せることができる日本初の完全民間開発ロケットとなるはずだった。



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