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スペイン外務大臣、イスラエルのフラメンコビデオを「スキャンダラス」と非難

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ロイター/ジョアンナ・ジェロン
スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相は、2024年5月27日、ベルギーのブリュッセルで、ノルウェーのエスペン・バース・エイデ外相、アイルランドのマイケル・マーティン外相との記者会見で発言した。

マドリード、5月26日(ロイター) – ガザ戦争をめぐる両国間の対立が激化する中、スペインの外務大臣は、イスラエル外務大臣が投稿したハマスがスペインに感謝するだろうと示唆するビデオを「恥ずべき、忌まわしい」と非難した。

スペインは先週、パレスチナを国家として承認すると発表し、最近ではスペイン政府の大臣2人がガザでの大量虐殺に言及した。

イスラエルのイスラエル・カッツ外相が日曜、ソーシャルメディア・プラットフォーム「X」に投稿した短い動画には、「ハマス:ありがとう、スペイン」と書かれている。

動画にはスペイン国旗が映し出され、その後フラメンコ音楽に合わせて踊るカップルが映っている。ガザ地区でのイスラエルの軍事作戦のきっかけとなった10月7日のハマスによるイスラエル南部への攻撃中に逃げる人々など、ハマス戦闘員の映像も散りばめられている。

スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相はブリュッセルでの記者会見で、「我々は挑発には乗らない。このビデオは恥ずべき、忌まわしいものだ」と述べた。

これはスキャンダラスなことだ。なぜなら、イスラエルの私の同僚を含め、世界中がスペインが最初からハマスの行動を非難していたことを知っているからだ。そして、スペイン文化の象徴の一つを使用したことは、忌まわしい。

スペインのマルガリータ・ロブレス国防相は土曜日、ガザ紛争は「本当の大量虐殺」だと述べ、先週この紛争を大量虐殺と表現したスペインのヨランダ・ディアス副首相のコメントを繰り返した。

イスラエルは、国際司法裁判所で南アフリカがパレスチナ人に対する大量虐殺を犯しているとして非難していることを強く否定し、自国防衛とハマスとの戦いのために行動していると主張している。

マドリードのイスラエル大使館は土曜日にXに掲載された声明でロブレス氏のコメントに反応した。

「ロブレス氏がテロ組織ハマスの虚偽かつ根拠のない話を支持したことを遺憾に思います。イスラエルは、昨年10月7日に起きた前例のない虐殺の結果、自ら始めたわけでも望んだわけでもないハマスとの戦争において、国際法に従ってガザで戦っています。」

EUは米国と同様にハマスをテロ組織とみなしている。

スペインは今週、アイルランド、ノルウェーとともに、5月28日にパレスチナ国家を承認すると宣言した。イスラエルはこれを「テロに対する報奨」に等しいと述べ、3つの首都から大使を召還した。

ロブレス氏は土曜日のテレビインタビューで、マドリードのパレスチナ承認はイスラエルに対する措置ではなく、ガザでの暴力を終わらせることを目的としていると述べた。

ガザの保健当局によると、イスラエルのガザでの軍事行動により、約3万6000人のパレスチナ人が死亡し、ガザ地区の大部分が破壊された。

イスラエルの集計によれば、10月7日の攻撃で約1,200人が死亡し、250人以上が人質に取られた後、イスラエルはハマスを排除するための作戦を開始した。



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