スナップチャットは、アプリ上で10代の若者が知らない人から連絡を受けにくくする取り組みを進めている。これは、セクストーションと呼ばれる性的・金銭的搾取詐欺を阻止するための最新の取り組みだ。
同社は火曜日、新たな安全機能を発表した。これには、共通の友達や連絡先に登録していない人からメッセージを受け取った際に表示される警告ポップアップの拡張が含まれる。今後は、他の人にブロックまたは報告されたユーザーや、他の連絡先が所在していない地域のユーザーからチャットを受け取った場合にも、警告メッセージが表示されるようになる。これは「その人が詐欺師である可能性がある兆候」だとスナップチャットは火曜日のブログ投稿で述べた。
また、Snapchat は今後、共通の友達を共有していないアカウントや、詐欺師が頻繁に出没する地域にあるアカウントとの間で、10 代の若者が友達リクエストを送信できないようにする。
スナップチャットの幅広い青少年安全対策の拡充に加え、新機能は金銭的セクストーションの防止に特化している。セクストーションはソーシャルメディア上で増加傾向にある懸念すべきタイプの詐欺で、悪意のある人物が若いユーザーの信頼を得て、性的または露骨な写真を送るよう説得し、写真を秘密にしておくことと引き換えに金銭を要求する。
「これらの機能は、十代の若者を潜在的なオンライン被害からよりよく保護し、スナップチャットのユニークさを際立たせている実際の友人とのつながりを強化するために設計された」とスナップのグローバルプラットフォームセーフティ責任者ジャクリーン・ボーシェール氏は発表に先立ちCNNへの独占声明で述べた。
法執行当局は近年、オンラインのセクストーション詐欺が増加していると警告している。これは、主に海外に拠点を置く悪質な人物が、仲の良い同年代の若者のプロフィールを装って子供や十代の若者をターゲットにする詐欺である。セクストーションが自殺につながったケースもある。
Metaは4月に、金銭目的のセクストーションに関与した人物とやり取りした際にユーザーに通知する機能など、セクストーション対策を目的とした新機能も発表した。また、MetaとSnapの最高経営責任者は、他のソーシャルメディアのリーダーたちとともに、今年初めに上院小委員会の公聴会で、若者をオンライン搾取から守るための取り組みについて証言するよう求められた。
スナップチャットが火曜日に発表した内容の中には、アプリのブロックツールの改善も含まれており、これによりユーザーはブロックを回避するために単に新しいアカウントを作成することができなくなる。ユーザーが別のアカウントをブロックすると、同じデバイスで作成された新しいアカウントも自動的にブロックされるようになる。
スナップチャットは、アプリの「スナップマップ」機能の位置情報設定について、10代の若者を含む全ユーザーに対し、より頻繁なリマインダーを導入する。この機能はデフォルトではオフになっているが、ユーザーはこれを更新して自分の位置情報を友達とリアルタイムで共有できる。同社によると、ユーザーは位置情報設定を更新し、地図から自分の位置情報を削除し、自分の位置情報を共有する友達をカスタマイズすることができ、これらはすべてアプリ上の1か所で行えるようになるという。
このアップデートは、保護者が13歳から17歳のユーザーの行動を監視できる「ファミリーセンター」や、年齢にふさわしくないコンテンツを削除する仕組みなど、スナップチャットの既存のティーン向け安全機能を基盤としている。
編集者注: あなたやあなたの知り合いが自殺願望や精神衛生上の問題に苦しんでいる場合は、National Suicide Prevention Lifeline (988 または 800-273-8255) に電話して訓練を受けたカウンセラーに連絡するか、NSPL サイトにアクセスしてください。
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