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サウジアラビア、2012年以来初のシリア駐在大使を任命

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ロイター/フセイン・アルデミール
サウジアラビアの国旗

ベイルート(AP通信) — サウジアラビアは日曜、12年ぶりにダマスカスとの関係を断絶して以来初めてシリアに大使を任命したと発表した。これは、戦争で荒廃したシリアが1年以上前にアラブ連盟に再加盟して以来、関係の緩和が続いていることを示している。

ファイサル・アル・ムジフェル氏が2012年以来初めてシリア駐在のサウジ大使に任命されたことが、国営サウジ通信によって発表された。シリアが22カ国からなるアラブ連盟に再加盟してから1年以上が経った。シリアは2011年にバッシャール・アサド大統領が反政府デモ参加者を残忍に弾圧したため、10年以上も同連盟から資格停止処分を受けていた。リヤドは2012年にダマスカスとの国交を断絶した。

シリア国営メディアと当局はこの事態について直ちにコメントしなかった。

シリアの反乱は内戦に発展し、現在14年目を迎えている。この内戦により、50万人近くが死亡し、内戦前の人口2,300万人の半数が避難を余儀なくされた。反乱は長い間、ほぼ凍結されたままであり、これを終わらせるための実行可能な政治的解決策を見つける努力も同様に凍結されたままである。

2023年2月にトルコとシリア北部を揺るがしたマグニチュード7.8の壊滅的な地震は、ほとんどのアラブ諸国がアサド大統領との関係を回復するきっかけとなった。

2023年3月、サウジアラビアとイランは北京での会談後、外交関係を回復することに合意し、両国間の紛争を軽減することを目的とした外交上の大きな進展となった。

イランはシリアのアサド政権とレバノンのヒズボラにとって重要な政治的、軍事的同盟国である。イエメンでは、国際的に承認された政府の復活を目指し、サウジアラビアが2015年以来、イランが支援するフーシ派反政府勢力に対する連合軍を率いてきた。この紛争は近年、サウジアラビアとイランの代理戦争へと変貌している。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は先週、米国のジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官と会談し、両国は広範囲にわたる安全保障協定に近づいている。サウジ国営メディアによると、この協定には、ガザ地区におけるイスラエルのハマスに対する戦争の終結、荒廃した同地域への援助の提供、そして「パレスチナの人々の願望と正当な権利を満たす」二国家解決が含まれるという。



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