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カザフスタンの黄金の草原に野生馬が戻ってくる

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ロイター
センターの順応囲いに放された後、馬が囲いから出ていく。

アルティン・ダラ(カザフスタン)(ロイター) — プジェワルスキー馬が約200年ぶりにカザフスタンの草原地帯に戻ってきた。これは、世界に残る最後の野生馬を本来の生息地に戻すという野心的な計画の一環である。

絶滅危惧種の砂褐色の馬はかつて中央アジア全域に生息していた。19世紀後半にこの馬を発見したロシアの地理学者ニコライ・プルジェワルスキーにちなんで命名されたが、その時点では生息域はモンゴル西部の一部にまで縮小していた。

現在、この種の血統登録簿を管理しているチェコ共和国のプラハ動物園は、カザフスタン中央部のアルティン・ダラ(黄金のステップ)地域にこれらの動物を戻し始めたいと考えている。この地域は、約7,000平方キロメートルに及ぶ広大な草原と湿地帯である。



ロイター写真
上: 6月4日、カザフスタンのアルカ​​リク近郊の空港でチェコ軍の飛行機から降ろされ、アルティン・ダラ地域のアリバイ野外ステーションと再導入センターに向かう途中のモウセンゴケがコンテナから顔を出している。 底: レンジャーと動物園の飼育員がセンターで馬の入ったコンテナを降ろしている。

6月初旬に最初の7人が到着した。今後5年間でさらに約40人が到着する予定だ。

「これらは数百年ぶりにカザフスタン中部の草原地帯に足を踏み入れた野生馬だ」とプラハ動物園のミロスラフ・ボベック園長は語った。

「まだ道のりは長いが、これは歴史的な瞬間だった」

チェコ軍の飛行機がプラハとベルリンからカザフスタンの都市アルカリクまで馬(牡馬1頭と牝馬6頭)を輸送し、そこから動物園の飼育員に付き添われてトラックで7時間かけて移動した。

馬たちは、ステップの厳しい冬の間、水と食物を見つける方法を学ぶため、1年間、順応用の囲いの中で過ごすことになる。

プジェワルスキー馬は1960年代末までに野生から姿を消したが、飼育下では残っていた。すでに中国とモンゴル西部に再導入されており、現在その数は850頭に上る。

カザフスタンでは、再導入は保全活動の一環であり、馬は多種多様な草を食べ、種子を拡散させる。

「こうした野生馬の存在は極めて重要だ」とカザフスタン生物多様性保全協会の主任専門家アルバート・サレムガレエフ氏は語った。



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