ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は火曜日、キエフで記者会見に出席した。
2024年7月7日 15時47分(日本時間)
ワシントンで木曜に開催される北大西洋条約機構(NATO)会合に合わせて開催される予定の日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの会合にウクライナが参加する準備が進められている。5カ国の首脳が会談するのは初めての機会となる。
NATO首脳会議は火曜日に開幕する予定だ。
インド太平洋パートナー(IP4)として知られる日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドは、2022年からNATO首脳会議に招待されている。複数の日本政府筋によると、ウクライナはこの機会を利用して、4カ国の首脳との会談を要請したという。
出席者には岸田文雄首相、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、韓国の尹錫悦大統領らが名を連ねている。ロシアの侵略が続く中、首脳らはウクライナへの支援を継続することで合意するとみられる。
NATOとIP4の首脳らは、ウクライナ支援、偽情報対策、サイバー問題、新興技術の4分野で協力強化を確認するとみられる。
日本とNATOは、偽情報対策を含む戦略的コミュニケーションに関する初の国際会議を東京で開催することで合意する見通しだ。
中国とロシアによる偽情報の拡散や世論操作に対する懸念が高まる中、予定されている日本とNATOの東京会議では、これらの問題への対処法などが議論される可能性が高い。
米政府高官は金曜日、記者団に対し、NATOとIP4の首脳会議ではロシアの防衛産業基盤に対する中国の支援問題が取り上げられるだろうと語った。また、会議ではこれらの問題に対処するために「強い言葉」が使われるだろうとも述べた。
NATO首脳会議の議長を務めるジョー・バイデン米大統領がIP4諸国と会談し、ゼレンスキー大統領とも別途会談する手配も進められている。