ホーム jpn イ・スンシンがフルバックに転向し、日本がサモアに勝利

イ・スンシンがフルバックに転向し、日本がサモアに勝利

5
0


日本は日曜日、パシフィック・ネーションズカップ準決勝の対戦相手サモアを49対27で破り、来週末の優勝決定戦でフィジーと対決することになった。

ブレイブ・ブロッサムズのプレイメーカー、リー・スンシンは、通常のフライハーフからフルバックにポジションを変えて攻撃の多才さを見せ、前半にキックで2回のトライをアシストし、ハーフタイムには自らゴールを決めて28対13とリードを広げた。

この結果は、世界ランキング14位の日本にとって、同13位のサモアに対する最高得点と最大の勝利差となった。

2024年9月15日、東京の埼玉県ラグビー場で開催されたパシフィック・ネーションズカップ準決勝で、日本のイ・スンシンがサモアにトライを決めた。(共同)

エディー・ジョーンズ監督は、日本はこれまでカナダと米国に勝利しており、6チームによるトーナメントでますます手強い相手に挑んできたが、強豪フィジーとの決勝戦を主催するにあたっては、ラック周りの守備とキックチェイスのディフェンスを改善する必要があると語った。

「決勝に出場できてうれしいが、我々の唯一の目標は決勝で勝つことだ。そして、我々はフィジーという質の高いチームと対戦することになる」と、ブレイブ・ブロッサムズのコーチとして復帰して以来、3勝3敗と成績を伸ばしたジョーンズは語った。

「サモアは明らかにアメリカやカナダよりもはるかに強い相手だ。特に強風に逆らってプレーしたが、我々は強い意志を持って本当に良い試合のスタートを切ったと思う。」

2024年9月15日、東京の埼玉県立ラグビー場で行われたパシフィック・ネーションズカップ準決勝で、日本のディラン・ライリー選手(左)がサモアにトライを決めた。(共同)

うだるような暑さの続く埼玉県立埼玉ラグビー場に14,893人の観客が集まった準決勝は、トゥールーズで行われたブレイブブロッサムズが28対22で勝利した、記憶に残る2023年ラグビーワールドカップ・プールD戦の再戦となった。

今回はほぼ完全に異なるラインナップを揃えた日本は、開始早々にプレッシャーをかけ、6分にリーのグラブが右サイドのスペースにいたディラン・ライリーに届き、突破口を開いた。

日本は、激しいタックルを仕掛けるサモアに対し、10分にウィンガーのエリサペタ・アロフィポが故意のノックオンでシンビンとなったペナルティトライでリードを2倍にした。

数的不利にもかかわらず、アウェイチームは力強いボール運びで攻勢に出て、13分にウイングのトゥナ・トゥイタマがトライを決めて得点をあげた。

2024年9月15日、東京の埼玉県・埼玉県のラグビー場で行われたパシフィック・ネーションズカップ準決勝でサモアを破った後、日本の選手たちが観客に挨拶した。(共同)

試合最優秀選手のリーは、試合当日のキャプテン、立川春道に代わり10番で先発出場し、チップキックで長田智樹のトライをアシストし、16分にさらに追加点を挙げて21対7とリードを広げた。サモアはロドニー・イオナの2つのペナルティキックでリードを縮めたが、前半終了1分前にリーがトライを決めた。

リーの巧みなキックにより、下川寛治が44分に決めた5点シュートも決まり、ホームチームの後半のトライ3本のうちの1本となった。

ジョーンズ氏によると、23歳のリーは2027年ワールドカップに向けて日本のフライハーフの確実な選択肢であり、神戸スティーラーズのスターは、現在の15番である早稲田大学の天才、矢崎義孝とユーティリティバックの山沢拓也の不在時にフルバックの代理を務めたという。

「ワールドカップ後、日本には10番として認められた選手は松田(力也)ただ一人しかいなかった。だから、私が最初に任された仕事の一つは10番を育てることだった。スンシンはまさにその選手だ」とジョーンズは語った。

「スンシンは素晴らしいテスト10番になれる能力を持っていると感じている。だから理想的には、彼にそこでプレーしてもらいたい。」

前日の準決勝で米国を22対3で破った日本とフィジーは、来週土曜日に大阪府花園ラグビー場で行われる決勝で対戦する。


関連報道:

ラグビー:日本が米国を41-24で破り、パシフィック・ネーションズカップで無敗を維持

ラグビー:トヨタ・ヴェルブリッツがスティーブ・ハンセンをヘッドコーチに任命

ラグビー:日本がパシフィック・ネーションズカップ開幕戦でカナダに勝利






もっとニュース

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください