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イスラム教徒の観光客増加を受け、日本では店舗が祈祷室を設置

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円安を背景にイスラム諸国からの観光客が増加する中、日本ではイスラム教徒のニーズに応えるため、デパートやショッピングモールで祈祷室を設置するケースが増えている。

東京の高級ショッピング街にある松屋銀座では、時間帯によって「祈祷室」と指定された部屋の前に大勢の人が列をなしていた。

部屋には礼拝前に体の一部を清めるための足洗い場が備えられており、数人が祈りを捧げるためのマットも用意されています。

30代のマレーシア人女性は、来日前にインターネットで祈祷室を探していたと語り、都心部で祈祷室を見つけるのは難しいのでありがたいと語った。

2024年7月5日、東京・松屋銀座の祈祷室の前でマレーシアからの訪問者が記念撮影をしている。(共同)

観光庁によると、イスラム教徒は通常1日5回お祈りをするが、旅行中は3回に減らす人もいる。祈祷室が見つからず宿泊先に戻らなければならないとなれば、彼らの活動は制限されることになる。

小売業界関係者は「祈祷室はトイレや授乳室などと同様に必要なインフラ」と述べ、設置には業界が協力する必要があると付け加えた。

都内の百貨店では、渋谷の商店街にある渋谷パルコが礼拝室を開設した。

大型商業施設を運営するイオンモールは、千葉、神奈川、愛知、広島、沖縄の各県の7店舗に祈祷室を設置しており、今後他店舗にも拡大する予定だ。

日本政府観光局によると、インドネシア、マレーシア、トルコからの日本への訪問者数は2023年に87万人を超え、10年前の2.7倍に増加する見込みだ。





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