パリ –
パリでは午後11時を過ぎていたが、ステフィン・カリー選手は背後からドリブルし、右へ移動して、2人のディフェンダーに守られながら3ポイントシュートを放った。シュートがネットをすり抜けると、カリー選手は両腕を上げ、両手のひらを合わせて両手で頭を支えた。
彼のトレードマークである「ナイト・ナイト」ポーズのオリンピック版で、フランスの希望は完全に打ち砕かれた。
カリー選手は8本の3ポイントシュートで24得点を挙げ、土曜日の夜、ベルシー・アリーナで行われた決勝戦で開催国を98対87で破り、パリ五輪での金メダルか敗退かの戦いを終えるのに貢献した。
アメリカはオリンピックで5回連続で金メダルを獲得した。
ケビン・デュラントとデビン・ブッカーはともに15得点を挙げ、レブロン・ジェームズは14得点と6リバウンドを加えた。
アメリカは試合の大半でフランスを寄せ付けなかったが、第4クォーター終盤に最後の抵抗に直面し、試合終了まで3分強を残してフランスの天才ビクター・ウェンバニャマが得点し、アメリカのリードは3点に縮まった。
アメリカはカリーの3ポイントシュート2本を中心に8-2のランで秩序を取り戻した。
残り36秒でフランスが6点差まで追い上げようと再び攻め込んだとき、カリー選手は2人のディフェンダーを越えるサーカスシュートで応えた。
ゴールデンステート・ウォリアーズで4度のNBAタイトルを獲得したカリー選手は、この勝利で初の金メダルを獲得し、輝かしい経歴に欠けていた数少ないものの一つを手に入れた。