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アクセル・シュプリンガーとKKRがメディア帝国の分割を協議中、FTが報道

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ロイター/ブレンダン・マクダーミッド/ファイル写真
2018年8月23日、米国ニューヨークのニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロアにあるスクリーンにKKR&Coの取引情報が表示されている。

(ロイター) – 英紙フィナンシャル・タイムズが11日、事情に詳しい関係者の話として、アクセル・シュプリンガーの最高経営責任者(CEO)マティアス・ドップナー氏とプライベートエクイティ・グループKKR KKR.N が、メディア複合企業の分割に向けて協議していると報じた。

報道によると、潜在的な取引では、グループのメディア資産がデジタル広告事業から切り離されることになるという。

協議中の条件によれば、アクセル・シュプリンガーの株式を合わせて最大保有するKKRとカナダ年金基金投資委員会は、求人プラットフォームのステップストーンや不動産広告部門のアビブを含む同社の分類広告ウェブサイトのポートフォリオを管理することになる。

報道によると、同社の創始者の未亡人であるフリーデ・シュプリンガー氏は、デープフナー氏とともに、グループのメディア資産に対するより大きな管理権を引き継ぐことになるという。

アクセル・シュプリンガーの広報担当者はロイター通信の取材に対し、「2019年の上場廃止以降のアクセル・シュプリンガーの進歩に全株主が非常に満足している」と述べたが、それ以上のコメントは控えた。

アクセル・シュプリンガーの分類広告事業はメディア事業よりも成長が早く、収益性も高いと報告書は述べ、同部門の経営権を取得することで、アクセル・シュプリンガーを非公開化するためにドップナーと提携してから5年後にKKRが投資から撤退し始める道が開かれる可能性があると付け加えた。

KKRの広報担当者はロイター通信に対し、「我々はアクセル・シュプリンガーのデジタルおよび国際的野望に向けて大きな前進を遂げており、事業の継続的な成功と成長を信じている」と語った。

KKRは2019年に29億ユーロ(31億5000万ドル)で43.54%の株式を取得し、アクセル・シュプリンガーの最大株主となった。

アクセル・シュプリンガーは、ポリティコ、ビジネス・インサイダー、ビルド、ディ・ヴェルトなどのブランドを擁している。同社は人工知能に力を入れており、最近、ChatGPTの開発元であるOpenAIとの提携を発表した。

(1ドル=0.9203ユーロ)



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