ホーム Fuji みずほ銀行CEO、日本の金利は2025年3月までに0.5%に上昇する可能性を指摘

みずほ銀行CEO、日本の金利は2025年3月までに0.5%に上昇する可能性を指摘

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ロイター/アントン・ブリッジ
みずほ銀行の加藤正彦社長が、2024年6月27日、東京のみずほ銀行のオフィスにて講演した。

(ロイター) – 日本銀行は、日本経済の実質成長率を反映し、2025年3月末までに政策金利を2回引き上げ、政策金利を0.5%に引き上げる可能性があると、みずほフィナンシャルグループ(8411.T)の銀行部門のトップが述べた。

しかし、急速な利上げは、ドルに対して38年ぶりの安値に急落した円安を食い止める手段にはならないだろうと、みずほ銀行の加藤正彦最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで語った。

加藤氏は「(日銀が)あまりに強く金利を引き上げれば、ようやく始まった経済成長が悪化するだろう」とし、「日銀があまり性急に金利を引き上げるとは思えない」と述べた。

中央銀行は3月に8年ぶりにマイナス金利を終了したが、今月下旬の次回の金融政策でさらなる利上げが行われるかどうかについては経済学者の意見が分かれている。

加藤氏は、インフレは企業にとって賃金引き上げを必要とするコスト増加につながるが、一方で企業には収益拡大のため合併・買収(M&A)、カーブアウト、海外展開といった新たな成長戦略を採用するよう促すことになる、と述べた。

みずほ銀行は、日本の深刻な労働力不足により、多くの中堅上場企業がM&Aなどを通じて成長を追求するための専門知識を欠いていることから、中堅上場企業を融資およびアドバイザリーサービスの新たな顧客基盤として位置付けている。

上場後に企業価値の向上に苦戦する企業がこれほど多いのは、物言う投資家による日本企業への関与の高まりや、東京証券取引所の企業価値向上キャンペーンが背景にあると加藤氏は指摘した。

みずほは昨年、7人からなる中規模企業成長支援チームを発足させ、4月に70人からなる独立部署となった。

加藤氏は「これまでは企業価値を高めるという発想が企業にあまりなかった」と指摘。

「しかし、東京証券取引所の改革と経済が再び動き始めたことで、突然条件が整ったのです。」



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