東京に本社を置く食品メーカー「やおきん」は、10月初旬に人気のコーン入りうまい棒の価格を12円（0.08ドル）から15円に値上げすると火曜日に発表した。
これは、このスナック菓子（名前は「おいしい棒」と訳される）が1979年に発売されて以来、わずか2度目の値上げとなる。前回の値上げは2022年に行われ、1本10円で価格を維持するという数十年にわたる伝統が破られた。
同社はプレスリリースで、2022年以降急騰しているトウモロコシや植物油などの原材料費の上昇により、価格調整せざるを得なくなったと述べた。人件費、包装費、配送費の上昇が問題をさらに複雑にし、現在の価格を維持することが不可能になっている。
やおきんは、うまい棒を子供がお小遣いで買える値段に維持することに尽力しているが、価格上昇の圧力は耐えられないほど大きいと述べた。同社は、製品の安定供給を確保するために値上げが必要であり、火曜日の出荷分から値上げが開始されると述べた。
この発表はソーシャルメディア上の消費者から理解を得ており、できるだけ長く低価格を維持しようとするやおきんの努力に感謝する声が多く寄せられた。
顧客はまた、価格を維持するために商品サイズを縮小する「シュリンクフレーション」を避け、スナック菓子のサイズが変わらないことにも安心した。やおきんが最後にシュリンクフレーションに頼ったのは、2007年のうまい棒だった。
同社は発表文で「おいしくて楽しくて安全な商品」を提供するという同社の取り組みを改めて強調し、コストが上昇する中で顧客の理解を求めた。
