カラ・ハリスは、日本が存在することを知る前から、日本に強い愛着を持っていた。
1980 年代生まれのアメリカ人である彼女は、自分が育った「スター ブレイザーズ」や「ボルトロン」などのアニメに魅力を感じていたが、それが何なのかははっきりとわからなかった。その後、シャーリー マクレーン主演の 1962 年の「マイ ゲイシャ」や、パム ドーバー主演の 1986 年の「アメリカン ゲイシャ」などの映画に出会って初めて、この愛着が明確になった。具体的には、これらの映画の登場人物が着ている服が、日本というよりは王族を思わせる美しくエレガントな服としてハリスに印象づけられた。
「あのドレスが着物だとは知りませんでした」と、現在千葉県に住む40代の小学校教師ハリスさんは言う。「登場人物がお姫様だと思っていたんです。そして、世界中の女の子と同じように、私もその一部になりたいと思いました」