日本の無敗の世界スーパーバンタム級チャンピオン、井上尚弥は火曜日、東京で行われた第7ラウンドでアイルランドのTJ・ドヘニーを止め、タイトル防衛に成功した。
「モンスター」の異名を持つ男のボディへの猛攻でドヘニーが足を引きずり、試合続行不能となったため、無敗の井上が勝者と宣言された。
31歳の井上は、ノックアウト勝ち25回で戦績を28勝0敗とした。
彼は昨年12月にスーパーバンタム級の絶対的世界チャンピオンになって以来、2度目の防衛戦に臨んでいた。
彼は、2004年に4階級制覇の時代が始まって以来、2つの異なる階級で誰もが認める世界チャンピオンになった2人目の選手だ。最初の選手はアメリカのテレンス・クロフォードだった。
井上は5月に東京ドームで5万5000人の観客の前でメキシコのルイス・ネリを破って以来、初めての試合となった。
この試合で井上はキャリアで初めてノックダウンを喫したが、37歳のドヘニーに対して深刻な危険にさらされることはなかった。
井上は用心深い相手に対して忍耐強く戦わなければならなかったが、試合が進むにつれて強烈なボディブローを繰り出し始めた。
試合は第7ラウンド開始から20秒ほど経った頃、ドヘニー選手が突然腰を痛めたようで足を引きずり始めたため、突然中断された。
彼は歩くことができず、チームの助けを借りてリングから降りなければならなかった。
2018年から2019年までIBFスーパーバンタム級世界タイトルを保持していたドヘニーの戦績は26勝5敗、KO20回に落ちた。
前座では、日本の武居良樹が同国の比嘉大吾に全会一致の判定勝ちを収め、WBO世界バンタム級タイトルを防衛した。
武井は5月にオーストラリアのジェイソン・モロニーからタイトルを奪取して以来、初の防衛戦に臨んだ。